偏ったクルマ好きのウンチクのコーナー♪
自動車遍歴…いや偏歴?変歴かも知れない。好きなものはナニ??聞かれてイの一番に答えるのはやはりクルマ!!それは私の育った環境に端を発する現象なのかも??小さい頃の私が殆どの時間を過ごしたのは父親のクルマの助手席。そしてすれ違うクルマの名前を一台ずつ父親に教えてもらっていた。若い頃は自分ほどクルマ好きは他に居ないなんて思ったものだが、年齢を重ね常識や周囲を認める力が付いてくると私のクルマ好きもそう大した事無いかも知れない。と思うようになった。そんな私も40の大台を迎えて、そろそろ自分の自動車変歴をまとめとかないと…そう思い、このページを起こした。
他人様に偉そうな事が言える分際でも無いが、「ひとりの個性のささやかなつぶやき」と捉えてご一笑に伏して頂ければ幸いである。
平成20年5月吉日


所有するクルマ

1台は'94年型ジャガーXJS-V12コンバーチブル
もう1台は'06アウディA6Avantである。
クルマに詳しい方、いやそうでない方でもお分かりだと思うが、古き良き時代のジャガーはそれ一台で仕事から日常生活の全てをこなせる訳が無い。オシャレだけど雨に濡れたり型崩れを心配しなきゃなんないスエードの服みたいなモノで、普段着として使えるユニクロが必要だ。まだまだ40才。現役ビジネスマン(?)の私の日常の足はアウディとなる。
アウディに乗る前の私はとても長い間キャディラックを愛用していた。途中半年ほどトレイルブレイザーに乗ったり、20才前後の頃、ジャガーXJ6やボルボ760turboに乗ったり…その昔は13Bロータリーのマツダコスモに乗ってたりしたが、圧倒的に長い期間をキャディラックと過ごしてきた。そしてまた…事情(後述)があって再びキャディラックをパートナーに選ぶことになりそうである。
JAGUAR XJS-V12 Conv.
■ジャガーXJS-V12コンバーチブル
このクルマとの初めての出会いは…私が中学生くらいの頃??私は当時父親のお供で彼らのヨットチームに参加していた。彼らは土曜日の午後となると京都市内でメルセデスやマスタング、ボルボやモーガン、ポルシェ、ロールスなどなど各自お気に入りのクルマで集合し、そこから一路舞鶴のヨットハーバーを目指してキャノンボールばりに突っ走るのだった。信号待ちでは路肩から対向車線まで全て塞いで横に並んで窓越しに話をする。青玉を見るや、フルスロットルで我先に山道に吸い込まれていく。クルマがクルマだから誰も文句を言わない。今になって振り返るとまさか医者や社長さん、学者さんの集まりとは誰も思わなかっただろう。私をはじめ何人かのジュニア達の中にはそんな助手席はリバースの場。苦痛で苦痛で仕方なかったと今でも言う者も居る。
私の父親はドイツ車好き。いや正確にはフランスのクルマの方が好きなようだが、当時はメルセデスやポルシェばかりに乗っていた。今も実家のガレージにはポルシェとBMWが並ぶ。先日はこのポルシェで70を過ぎた老父がヨットハーバーへ向かう途中、一般道で40km近くスピードオーバーで検挙されたらしい。そんな父親の友人にジャガー好きの開業医の先生が居た。ある日ディムラーW6に乗ってた彼が、XJS-V12コンバーチブルでやってきた。乗り換えたと…。子供心がひと目で惚れた!天池真理を見るか?石川秀美を見るかの←なんだそりゃ??(笑)よく集合地で父親のクルマから乗り換えて、助手席に乗せてもらった。そしてシフトノブを見ていつ折れるかと心配しながら見つめていたのを強く記憶している。
二度目の出会い…それは20才頃。京都でジャガーの総代理店を経営していた方に乗って見てごらんって言われて、運転させてもらった。すぐに子供の頃の鮮烈なイメージが蘇り、このクルマは生涯の憧れとなってしまった。モデルイヤーの長いクルマだったからこそこんな事になったんだろう。子供の頃の憧れのクルマを運転出来るなんて…更に言えばそれから20年ばかり経った今でも、そのクルマのハンドルを握る事になるとは、ホントに驚きである。
20才の私は思った。40になったら乗ろう!と…。今乗ると高校生に持たれてブランドイメージが失墜したルイビトンと同じだ。ガキンチょの僕にはまだまだ似合わない。と…。そうして暫くの間、私はジャガーに対する思いを封印した。当時クルマ関係の仕事をしていた事もあり、当時のXJ6(角目2灯の)に暫く乗ったりもしてた。ネコ足…イギリス流…ホントにすばらしい車だと思ったし、知人からイチバン良い車は何だと思う??と聞かれたら必ずジャガーだと答えていた。そして必ず僕はまだ乗れないけど…と付け加えてきた。数年前のヤナセの担当君にも何度もそう答えてたらしい。先日のタタによるジャガー買収のニュースの翌日、彼が大変な事件が起こりましたね。ってわざわざ電話してきたくらい。それ程ジャガーに惚れながら乗らなかった。
ところが…いくらロングモデルイヤーのクルマとは言え、その最終モデルは'95年に製造が終わってる。元気に走る事の出来る憧れのクルマはもう残ってないかも知れない!5年ほど前にそう思った僕は何かにとり付かれたかのようにXJSを探し始めた。ネットで検索しては日本中に会いに行った。そんな中ある方のご尽力で運良く、最良のXJSと言っても過言でない一台と出会う事が出来た。'94年式、走行14,000km。新車装着からのピレリーがまだ新品と見まがうほどのクルマ。もちろん完全屋内保管だったお陰で内外装共に最高のコンディションのクルマである。
おかげさまで私も40になった。目標のクルマに目標の年齢…でもまだホントにこのクルマに似合えているとは思わない。まだまだガキンチョが父親のクルマを借りて乗ってるみたいに見えてるかも知れない。ホントに似合うその日まで…大切に乗り続けていきたいと思っている。

Engine
Type: 24 valve, V12
Displacement: 5993 cc
Max horsepower: 302 BHP at 5350 rpm
Max torque: 471 Nm at 2850 rpm
Bore / stroke: 90.0 / 78.5 mm
Compression ratio: 11.0:1
Fuel system: Electronic fuel injection

Dimensions
Overall length: 482 cm
Width: 179 cm
Height: 125 cm
Wheelbase: 259 cm
Tread, front: 149 cm
Tread, rear: 151 cm

Weights
Curb weight: 1900 kg
Gross vehicle weight: 2325 kg

Chassis
Brakes, front: Ventilated discs
Brakes, rear: Ventilated discs
Transmission: 4-speed automatic
Steering: Rack and pinion, power assisted
Tyres: 225/60ZR 16
Wheelwidth: 7"

Performance
Fuel cobsumption: 6.7 km/L
Acceleration - 0-100 km/h: 7.2 s
Top speed: 257 km/h

Others
Engine placement: Front, longitudinally mounted
Drive wheels: Rear wheel drive
Trunk capacity: 407 L
Fuel tank capacity: 91 L





私が悪い大人たちに
色々刺激を受けた
いわば道場??
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この横顔の水平ラインに最も惚れてます
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Audi A6 3.2 Avant
Audi A6 3.2Avant
「またつまらないものを切ってしまった」…石川五右衛門じゃないが、つまらないクルマを買ってしまった。いや、そういうとファンの方やクルマを良くご存知の評論家の方々からブーイングを受けるかも知れない。しかしクルマはそれを取り巻く生活環境、またカーライフを支えてくれるディーラーなどとの連携の中でその真価を問われる。そういうトータルなバランスで「今までの人生最悪の買い物」と言っても過言でないクルマなのだ。
このクルマ、評論家の方に評論される部分、つまり走り曲がり止まるという基本性能は思っていたより遥かに高いレベルに有った。それはメルセデスやBMWをもしのぐものである。四つ足はスロットルがニュートラル、またはオンの状態でその操縦性は素晴らしい。このクルマを公道でひっくり返せるヒトが居るのだろうか??本気でそう思う初めてのクルマである。あとATが良い。パドルでセミATとして使ったときの、カタログ値では分からない変速タイミングの絶妙さは驚きと愉しさを与えてくれ、まさかメカタ1.87tも有る巨体とは思えないフットワークと1.87tの恩恵たる安定性を高い次元で融合しているように思う。そして燃費が良い。FSIの恩恵だろうが、メーター上の表記で8.0km/Lくらい伸びる。キャデラックを気に入って長く乗った理由にも燃費の良さが有り、途中半年だけ乗ったトレイルブレーザーをイヤになった理由の一つも燃費の悪さ。燃費をイコールお金って感覚で敏感になってる訳でなく、美味しいものを安く食べた喜びみたいに燃費に反応する自分が居る。1.87tで四つ足。それがこの燃費はすこぶる驚きであった。
長所はさておき、このクルマ、ドイツ車とは思えないギシギシ音が、購入間もなくよりアチコチから起こる。ひとつは助手席ドアとインパネの接合部のゴムのクッションから…もう一つはリアラゲージとの間のいわゆるリアシートのラッチの辺りから…ガチャンガチャンという下品な音はキャデラックでは当たり前の事だったので、異音にそんな敏感ではない方だと思ってた。しかしゴムがギシギシ擦れるような音…キュッキュッキュッ♪なる音はスリガラスに爪を立ててキーっとやる音に近い非常に不愉快な音なのだ。そしてこの音は私のアウディ固有らしい。つまり個体的な問題なら修理可能だろうと思い、ディーラーに修理依頼したのだが、何度お願いしてもあまり改善されない。一時期改善されたかと思うとまた数日でキュッキュッキュッ♪…不愉快である。
そして或る日、竹内結子を迎えに行った時の事(←正確には竹内結子と似た彼女、以下同様)。彼女がドアノブをガチャガチャしても扉が開かない。このクルマは集中ロックなので、運転席が開いてれば助手席も開いてるはず。…なのに開いてない。何かの間違いかと思いきや、その後何回も起こる。買い物を終え、ドアロックを解除して私は運転席に乗り込んでるのに彼女はドアが開かない。あまりに頻繁なので、修理を依頼した。「ナントカユニットを交換しました。大丈夫だと思います。」…と言われ、また暫く乗ってる間に今度は田中麗奈がまたガチャガチャやる。乗れない。再度修理に…「ナントカユニットを交換しました。大丈夫だと思います。」…また今度は松嶋ななこがガチャガチャやる。乗れない。再度修理に…もう10回近く修理を依頼した。「ドアロックの関連部品は全部交換しました。これで大丈夫だと思います。」…またダメ!!いい加減にして欲しい。今でも治っていない。
今度は給油計のエンプティー警告が満タンにしたすぐ後で突然出る。ピーっ♪ってドキッとするような音で…燃料計もEを指してビクとも動かない。修理に出した。「ナントカユニットを交換しました。」またそう言われて帰ってきたが、暫く経ってまたピーっ♪再修理。このトラブルは最近は治っているようだ。
あまりに度重なる修理。実際自家用車に乗れてない期間が購入して1年半の間に通算30日以上に及ぶ。四つ足にスタッドレスの完璧冬対策のつもりがドカ雪の本番に修理工場に居たんじゃ全くなんの為のスタッドレスか分からない。京都でスタッドレスの必要な積雪なんか度々有るもんじゃない。その万一に備えての対策が万一の日に全く役に立たず。私のクルマがアテにならなかった分、社用車にチェーンを巻く女子社員が居た。
そんな苦情にアウディディーラーの責任者は「すんません」だけ。メーカーはどう思ってるのかとのクレームには、反省文なるA4の紙切れ一枚。内容が素晴らしい!!登録から3年の補償修理の期間を特別に延長します。(??)私はそんな長い間このクルマに乗るのか??見くびられたものである。貧乏だから長い間乗り続けると思われてるんだろうか?そうじゃなきゃ全く私にメリットの無い償いである。さらにそれからもまたドアロックがダメ。補償修理するからって不良品を正当化して乗らされてる気分である。何度治してもダメなものをディーラーの責任者は「すんません。あと一回見させてもらえませんか??」「あと一回??」今まで一体何度診たと言うのだ?それでダメなものをあと一回と言われて、一回で治ったら今までの修理は手抜きか??それともあと一回というセリフを何度も言うつもりしてるのか??真面目に一生懸命勉強し、10年浪人して大学に受からない息子があと一回!って頼んできたようなもの…「もう諦めて別の道を探しなさい!」これが親として当然の判断じゃないだろうか?
私のクルマ固有のトラブルとしてこういう問題が有るのなら、クルマを取り替えれば良い。或いは買い戻してくれれば良い。こんな長い期間乗れないクルマを所有してても意味が無い。乗りたい時に動かないクルマならジャガーで充分(笑)実用車までこの調子じゃ困るのだ。当然かも知れないが交換する事も代金を返却する気も無いという。しかもその返事は私の提案から何週間も経ってから。そんな事の繰り返しを今年に入って以来もう5ヶ月も続いている。その間、先方が新たな提案でこちらに連絡してくる事は殆ど無い。殆どがこちらから「どうなってるんだ?」と問うて初めて連絡してくる。そしてアポも無く突然押しかけてきて言う言葉は「もう一回!治させて下さい。」…呆れてモノが言えない。「気持ちとして20万分の商品券で…」なんて話も有ったが、私がクルマに乗れてない期間の実質のリース代(私は現金購入だったが、仮にリースなら…)にも満たない金で…しかもアウディでしか使えない商品券でナニを買えば良いのだ??
ホントにほとほと呆れる。
今も、そんな話には乗れんと言う私の意見に、また出直して来ると言ったっきり責任者から音沙汰無くなって3週間になる。安物の愛人でももっとマメに連絡してくるよ、ホントに…
いやはや…詐欺に合ってる気分である。仕方ないのかも知れないがあまりに酷くて…そんな訳で「人生最悪の買い物」だったのだ。
因みにこのクルマ、ナビや空調など様々なコントロールを一元に制御できるMMIなるものが付いている。これもトラブルでオーディオの音が鳴らなくなったりナビが暴走したりのトラブルが何度か有った。しかしこの手のコンピューターモノにはバグは仕方ない。だからそんな事は問題にしていない。そう、私はタダのクレーマーじゃないと自負している。

うっかりすると運転席以外ロックの掛かってない夜を毎夜過ごしている。このHPを読んで私のA6の欲しい方は盗りに来てはいかがですか??ホントに笑いたくなる話である。いや笑えない。やるせなく切なくたまらない思いと私はこの問題をどう処理すれば良いのか…悩みは深くホントはこの精神的苦痛を慰謝料として1000万位請求するべきかも知れない。そして苦労かけているキャディラック時代からずっと担当してきてくれている担当者と山分けにするか??←最後は笑っておきます。


私のA6
横のボルボV70conv.は
初めて私をxjsにのせてくれた先生のもの










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友人たちのSクラスと並ぶ、私の4代目Cadillac DeVille
遠近法の分を差っぴいても余りある風格・それでいて威圧的でないと自己評価

2001年より新調された
米国大統領専用車

リアビュー
将来はこれに乗るか??

GM(米ゼネラルモータース)の旗手。
世界中の車のあらゆる機能と歴史は、この車から始まったといっても過言では無いでしょう。

FF(フロントエンジンフロントドライブ)、オートマティック、V型エンジン(当時12気筒)、フルオートコンバーティブル、オートクライメットコントロール(日本で言うオートエアコン)、パワーステアリング、など数え始めればきりがない。これ程先進的であり、高級車の伝統と言われながら、オイルショック、アメリカ人の車文化の衰退などの環境から、今に至っては、ドイツをはじめとしたヨーロッパ車に押されてしまっている。

Cadillacの良さを素直に受け入れてみよう。と私が思ったのは、先代FreetWoodEleganceに巡り合ったときである。それは間違いなく一流の高級車であった。静粛性、乗り心地の良さ、インテリアデザインなど、どこを見ても”自動車”ではない。それは一つに統一された素晴らしい”空間”であった。むろんアイドリングでも凄まじい轟音を靡かせるドイツ製高級車達とは比べ物にならない。彼らは間違えなく”自動車”なのだ。そんなこんなで私は長くCadillacに乗る。自動車の定着が悪く、早いときは1ヶ月で乗り換える事も有ったが、Cadillacには通算14年乗っている。免許証を得てから22年だから、半分以上はCadillacに乗っている事になる。

■'92 FreetWoodElegance
私がオーナーとして初めて乗ったCadillacである。車と言うより応接室という方が正しい表現だろうインテリア、伝統を守り、ハデなスタイル、そして車と言うより船じゃないかというような乗り心地。ハンドルを切っても曲がらない車でした、ホントに・・・。

■'96 SEVILLE
30才を前に、若さへの妙な固執があってSEVILEを選んだ。ソリッドブラックのボディー、鋭利なカミソリのような顔、4本出しのエグゾーストパイプ。FreetWood同様、日本車や欧州車に比べ物にならないほどハンドルを切っても曲がらない車だった。それでもパワーは充分。高速道路が楽しい車だった。

■'99 Eldorado
エルドラドは今のCadillacのラインナップの中で最もCadillacらしい車だと思う。SEVILEの新型は私も400km程走ってみてとても良く出来た車だと思ったが、何かが物足りない。やはり私にとって全長5mを切ったCadillacは物足りなかった。そこで思い切って2Drのこれを選んだ。Cadillacの歴史の中でいつの時代にも最もCadillacらしく走り続けてきたEldorado。その伝統は見事に受け継がれていると思う。私が何より驚いたのは、先代SEVILEとフロアパネル、パワートレインなど多くの部分を共通しているにも関わらず、現行のSEVILEを越えるドライビング特性を有している。そう過去に私が乗ってきたCadillac達と違い、この車はハンドルを切ると曲がってくれるのだ。どこがどう違うのだろうか・・・とても不思議な疑問を抱きつつ、3代目に相応しい満足を得ている。

■'02 DeVille
私にとって4代目のCadillacであるDeVille(デュビル)。その感想は極上である。車自体も良いのだが、私にとっては第一印象が悪い車だっただけに、価値観のどんでん返しをくらった感がある分、余計に良い車に思える。だから極上!そんな訳で今回のレポートは少し長くなる。
この車はCadillacの旗艦的位置付けの車。その昔FreetWoodBroghamからその立場を引き継いでいる。日本では先代DeVilleはコンコースと呼ばれていた為、FreetWoodBrogham〜コンコース〜DeVilleとモデルチェンジを遂げてきた。アメリカ大統領専用車もこれをベースにストレッチしたものとなっており、名実共にアメリカの最高級車である。
先代Eldorado購入の際も現行モデルだったので選択肢の一つだったが、これに32才で乗るには抵抗が有った。フルサイズカーに求められるデザイン”威風堂々”…これが当時の私には堂々しすぎて、相応しくないと判断したのだ。また先代コンコースと違い、欧州車、日本車に近づいたデザインも私の購入意欲を湧かせる車ではなかった。リアタイヤを半分多い隠すタイヤハウスデザインも先代から無くなった。確かに不便なシロモノだったが、駅馬車デザインの究極がこれだと思っていたからとても残念だった。縦型テールライト、それに続く両尾翼のようなデザイン、直立して狭いリアウィンドウも今回のモデルから消えた。フロントフェンダーに君臨していたサイドマーカーランプも消えた。そう…ホワイトリボンタイヤも不採用となっている。内装、特にインパネ周りはSEVILLEなどと同様、とても車らしくなってしまった。「こんなモンが必要か?」と疑問視したくなるような不必要な装備が減ったのも、Cadillacの旗艦らしくない所かも知れない。
しかし先にも書いた通りこれは第一印象。しぶしぶ乗り始めた車がここまで素晴らしいとは思わなかった。まずデザイン…。欧州車と並べてみてこれが近代的な”アメリカ車”である事が分かった。基本性能を向上させるデザインを追及しつつ、ロングオーバーハングなど伝統のバランスを維持しているのだ。また購入するまで知らなかったのだが、この車の後姿は夜になるとCadillacらしさを取り戻す。テールレンズの造りがとても素晴らしい。レンズは後方から見ると、三角形。その中心に四角いウィンカーランプ。実はこの三角形全体はブレーキランプ。テールランプとして光る部分は最外辺を、縦に一筋なのだ。そう…この車にも縦型テールライトが継承されていたのだ。しかもそれはLEDライトの採用と共に格段と安全性の向上した中に、隠れて引き継がれていた。サイドマーカーもしかり。一体型となっているヘッドライトコンポーネントやテールライトコンポーネント内のサイドに回りこんだ場所にそれは装備されていた。Cadillacに必要不可欠な都会的な夜の演出を決して忘れていない。


   縦型テールライト       サイドマーカー     テールライトコンポーネント NEWリース&クレスト

Cadillacの基本理念となっていたノーススターシステムによりその動力系はSEVILLE〜Eldorado〜DeVilleと基本的には違いないが、Eldoradoのレポートでも書いたが、多くのコンポーネントを共有しているにも関わらず、代替毎にハンドリングを始め、随所に進歩が感じられる。それこそ最初に乗ったFreetWoodからはおおよそ考えられないほどの進歩で、走り、曲がり、良く止まる車になった。しかし道路のちょっとしたアップダウンが心地よく感じられるほど柔らか味を持ったアメリカ車の味は失われていないし、乗り心地、静粛さ、オーディオ、エアコンなど、欧州車や日本車には相変わらず圧倒的に優位に立つし、究極の不必要な装備であるナイトビジョンをはじめリア、サイドウィンドウに装着されているサンシェード、6個も付いたシガライタプラグ、使いものにならないトワイライトセンチネル(日本のオートライトとは違い、残照機能を持つ)など、私にとって初めての新しいリースアンドクレストエンブレムの付いたこの車は、車好きの選ぶ最高級車であると自負している。

私がCadillacに満足していたのは価値/価格が非常に高いという事かもしれない。そう、この車はとても安い。
そして先述の通りAudiとはトラブルを抱えている。再び新たなリース&クレストに乗ることを検討している。

おまけのコーナー??
じ、実は…ゴメンなさい!!一度だけ浮気しちゃったんです!
2002年4月から9月…そう、Eldoradoから現DeVilleに乗り換える間に、実はシボレーのトレイルブレイザーに乗りました。旧ブレイザーよりワイドトレッドとなり安定したハンドリングと直列6気筒のとてもパワフルなエンジン。そしてそのエンジン特性を生かした4輪駆動車としては卓越した小回り性など…とても良い車でした。しかしCadillacに乗り慣れた私が、長く満足して乗れる車ではありませんでした。

Takeshi Komai







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初代
FreetWoodElegance
4年乗りました
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決して上品では無い?
2代目SEVILLE

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安住の地??






3代目Eldorado1953年から
始まったこの車の歴史は
昨年50周年と共に幕を閉じた
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至極の車、DHS
お金がいくら有っても、
私はこの安い車に乗る!?
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浮気の相手??
5ヶ月乗った
トレイルブレイザー

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